男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆



き、綺麗な顔って…。
確かにそうだけど自分で言うなっ!!



「……うるさい。早く準備しろ」


後ろから聞こえてきた低くて透き通る声にドキッとした。



「本当だよ!早く準備しようぜっ!」


靖杜は自分で言って自分で頷く。


…1番うっさかったのあんただろーがっ!!


あたしは心の中でツッコミを入れながら後ろに振り返り淨弥を見る。



淨弥は段ボールを抱えながら顔を覗かせる。

大きい段ボールの中に、お化け用のカツラとか、衣装とかが入ってる。



「あたし、手伝う!」

あたしはそう言って淨弥のところまで走った。



「……じゃぁこれ」

淨弥はそう言って段ボールから黒の長いカツラを持ってあたしの頭の上に置いた。



「……んっ」

カツラをあたしに被せてどーすんのよっ。




< 122 / 440 >

この作品をシェア

pagetop