男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「……んなもん、自分で考えろよ」
宇津井あたしを離し、床に座った。
あぐらをかいて、顎を手で押さえていた。
「……こんな気持ち、初めてで…。意味わかんねぇ…」
宇津井はポツリ、そうやって呟いた。
「……宇津井…」
「……調子狂う。お前のせいで」
――ドキッ
あたしの、せい?
「……おかしくなるんだよ…」
切なそうに呟き、宇津井は目を閉じた。
……分からない。
なんで、心臓がこんなにも反応するのか。
……分からない。
なんで、いつも広く見えていた宇津井の背中が、こんなにも小さく見えるのか。
……ねぇ、宇津井。
あんたの気持ちは、
……好き……
って言葉にして、
受け止めても、
いいのかなぁ……?