男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
……ゴクッと、生唾をのんだ。
…こいつッ…
誘ってんの?
「……宇津井…、どうしようッ……」
俺の方がどうしようだよ。
どうしようもなく
…お前に触れてぇんだよ。
「……怖いのか?」
俺は椎榎の手を握り、小さい声で聞く。
椎榎は小さく頷く。
目からは、今すぐにでも涙が溢れそうだ。
「…じゃぁ、忘れさせてやる」
椎榎を自分の方に引き寄せ、小さい唇にキスをする。
「んッ!?」
目をぱちぱちさせてる椎榎をほっといて、
触れた唇を一度離し、再び啄ばむような口付けをする。
「んん…ッぁ…」
拒否されねぇのが、妙に嬉しくて。
何度も何度も、キスする。
……淨弥も、この唇に触れた。
そう思うと、怒りが込み上げてくる。