男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
……しあわせぼし。
椎と決めた、
二人だけの呼び名。
俺は起き上がると、椎も起きた。
「……淨弥」
椎は静かに俺の名前を呼び、こう言ってきた。
「…あたし、……誰と似てるの…?」
俺はびっくりして、椎を見る。
……話、聞いてないのか…?
胸が僅かに痛んだ。
なんの痛みなのか、…よく分からない。
「……。」
じゃぁどうして…?
椎は、気付いていたのか…?
「……なんで?」
俺は冷たく言う。
「…なんとなく」
椎はそう呟くと、下に俯いた。
…知らないんだ…。
内心、…ちょっとホッとした。
「…でも」
「…」