男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
どうしてこんな時間に?
あたしは頭を傾げながら携帯を耳にあてた。
「……はい」
『椎榎ちゃん?俺、靖杜だよ』
「分かってるよ。どうしたの?」
あたしはベットにねっころがった。
『アハハッ♪いやぁ〜、寝る前に、椎榎ちゃんの声を聞きたいなぁって思ってね〜?』
明るい靖杜の声が、ちょっと救いになった気がする。
「冗談やめてよねー?」
あたしはクスッと笑った。
『冗談だけど、冗談じゃないかなぁ〜。
…んまぁ本当はね、椎榎ちゃんが今、落ち込んでるんじゃないかなぁって思って。電話しちゃった♪』
靖杜の声が、やけに優しく聞こえた。
……心配してくれてるんだ…。
胸がほんわか温かくなった。