男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
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「……落ち着いた?」
靖杜は泣き止んだあたしをゆっくり離し、頭を撫でてくれた。
「…ごめんね、靖杜…。授業…、サボっちゃったね…」
朝……。
淨弥の言葉を聞いて、…悲しくなっちゃって…。
学校への道を歩きながら、ずっと涙堪えて…。
隣に居た靖杜はあたしに気遣い、裏庭へ誘ってくれた。
「何がごめんねだ。俺が椎榎ちゃんの側に居たいだけだし」
靖杜はくしゃっと笑った。
「……ありがと」
あたしがそう言うと、靖杜は笑った。
「……じゃぁさ」
「えっ?」
「…お礼のキス、してよ」
突然あたしを自分の方へ引き寄せて、耳元にそう囁いた。