男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「……俺がヤキモチ妬く訳ねぇだろ。…つか、いい加減離せ」
淨弥の顔が、少し赤い。
嘘…
ヤキモチ…?
「うーん、しょうがないけど………。
あ、でもー、やっぱり離してあーげないっ」
や、靖杜っ?!
「だって俺と椎榎ちゃん、付き合ってる訳だし。別にギュッとしてもいいじゃん?」
靖杜はクスクス笑いながら淨弥に言ってから、あたしの耳に息をふーっと息をかけた。
いきなりだったから、
「キャッ!」
あたしはビクンっと反応した。
淨弥は眉間にシワを寄せた。
「…そいつに触れるな」
……ほんの一瞬の出来事…
淨弥はそう言って、無理矢理靖杜の腕を解き、あたしを自分の方へ引き寄せた。