男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆


そして二人は幸せに、暮らしましたとさ。


めでたし、めでたし――




…ってまぁそう簡単にいかなくて。




「……せ、淨弥…」


この姿勢、非常ーにっ!恥ずかしいでございます。



「…何ー?」


淨弥はあたしの肩に顎をちょこんとのせて、甘い声で言ってきた。



「…あ、あの、この姿勢ー……」


説明しましょう。



ただいま、淨弥様は地面にあぐらをかいて、あたくしはその上に座っています。


そして淨弥様に後ろからぎゅーって抱きしめられて、肩に顎をのせられてる状態です。はい。



淨弥の吐息があたしの心をくすぐる。



「…この姿勢?」


わざとあたしの耳元で囁く淨弥。





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