男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「………なんだったんだ一体……」
あたしは携帯の画面を見つめ、深〜いため息をついた。
「さっきのって、あの美人の母上?」
靖杜はあたしに聞いてきた。
……は?
美人の母上…?
「……どうして?」
なんでママのこと……。
「あのね、実は椎榎がここに来る前に、
椎榎のママが来て、僕達に挨拶したの〜♪」
唯杜は再びあたしの腕を組み、顔を覗き込むようにあたしを見る。
………ママが来た?
「そう。椎榎さんをよろしくねって」
佐田先生はそう言ってニッコリ笑った。
「……嘘…」
じゃぁさっきの……
「…さっき俺の話した?」
淨弥君はそう言いながらあたしに近づく。
ぐはっ!
は、話したよ…。
確かに……。
あたしはゆっくり頷く。
「なんて話したの?」
ムスッとしてるまま、あたしに言う淨弥君。
「えっ!?……えーと……「俺のことは?」
宇津井は後ろから顔を覗かせ、すごい顔であたしに聞く。
「…あんたのことは話してないし」
話す気もしないしっ!!