男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




「うん。かけてた」


先生はそう言って、エンジェルSMILEをあたしに見せた。


そして、「おじゃまするよー」って言いながら勝手に部屋に入ってきて、鍵を閉めた。




「先生は寮の管理人。部屋の鍵をぜーんぶ持ってるの。だから、ねっ☆」


いや、ねっ!って言われても……。



「ノックすれば、ドア開けますよ。んなわざわざ鍵使わなくても……」



あたしが苦笑してると、先生は、

「違うちがーう、椎榎さんはなーんにも分かってなーい」


と言いながら右手の人差し指を左右に動かした。




ぬっ。なんやねん。

いつもはボケ~としながら、のほほ~んとしてて、穏やかなくせに……。






< 261 / 440 >

この作品をシェア

pagetop