男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「うん。かけてた」
先生はそう言って、エンジェルSMILEをあたしに見せた。
そして、「おじゃまするよー」って言いながら勝手に部屋に入ってきて、鍵を閉めた。
「先生は寮の管理人。部屋の鍵をぜーんぶ持ってるの。だから、ねっ☆」
いや、ねっ!って言われても……。
「ノックすれば、ドア開けますよ。んなわざわざ鍵使わなくても……」
あたしが苦笑してると、先生は、
「違うちがーう、椎榎さんはなーんにも分かってなーい」
と言いながら右手の人差し指を左右に動かした。
ぬっ。なんやねん。
いつもはボケ~としながら、のほほ~んとしてて、穏やかなくせに……。