男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
唯抖がスプーンでお椀に入ってたアサリをすくった。
「アサリダメなの?」
あたしが尋ねると、唯抖が顔をこっちに向け、
「そうなの……。アレルギーなんだ…」
と、今にでも泣き出しそうな表情であたしを見つめた。
「あっ……ごめん、唯抖、…忘れてた」
先生は申し訳なさそうに唯抖を見た。
「……うん…」
唯抖は頷いたけど、大丈夫な要素は1%もなさそうで、
うるうるした目でアサリを見つめていた。
アレルギーって、大変だなぁ…。
…よしっ。