男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「お兄ちゃんの言ってることが難し過ぎて、全然分からないよ…」
男の子は眉を八の字にして、困った顔をした。
「…いつかは分かる。…ほら、母さんのとこに帰りな」
淨弥は優しい笑顔で、男の子の頭を撫でてから、
あたしの手を取り、歩き出した。
え、
ちょっとちょっと!
「淨弥、あの子ほっといていいの?!」
「…何が?」
「あの子、お母さんと一緒ぢゃなかったから、もしかしたら迷子とかだったらどうするの?!」