男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
あたしが心配してるのに、淨弥は普通にすたすたと歩く。
「…椎は見えなかったのか?
あの子の母親が、遠くからずっと、こっち見ながら頭をペコペコ下げてるの」
…………え。
見えなかった……。
ていうか、正直に言っちゃえば…、
淨弥があの男の子に変なことを吹き込もうとしてるの見て、
ハラハラしちゃってて……。
……それで見えなかっただけだもん。
「…ぷっ」
あたしが下に俯きながら考えてると、
隣の淨弥がいきなりふきだした。