男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「いや、だって、淨弥だけずるいじゃん?なんか。
独り占めだしさ?」
靖杜がそう言うと、佐田先生もうんうんと頷き、
「分かります、その気持ち。
本当にずるいですよね。椎榎さんは一人だけのものではないのに」
……え?
……あたしですか?
「…まぁ、でも、
椎は俺を選んだ訳だから」
淨弥は優しい笑顔で微笑み、
あたしの手首を引っ張り、
頭を自分の胸に押し付けた。
「…だから、好きなふうにしていいという、特権があるんです」