男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
食堂へ入る前からすでにいい香りが漂っていて、食欲を刺激される。
「早くテーブルに着こうよ!」
唯抖はあたしの腕を組み、テーブルへ向かう。
「椎榎ここね!」
唯抖は椅子に座ると、隣の椅子をぽんぽん叩く。
「うん。わかった」
あたしはそう言って唯抖の隣の椅子に腰を下ろす。
「じゃぁ俺椎榎ちゃんの隣ぃ〜♪」
右に座ったのは、靖杜だった。
「………。」
淨弥君はあくびしながらテーブルの向こう、あたしの前に座った。
潤った目が色っぽい…。
え、エロい……。//
あたしの視線に気づいた淨弥君は、じっとこちらを見て、小さく笑った。
……ドキッと、また心臓が反応する。
一瞬にして顔は熱くなったのが自分でも分かる。
そんなあたしを見て、淨弥君は更に笑う。
……は、恥ずかしいんですけどっ。…かなり。
きっと、顔が真っ赤だろうな。
昨日の、あのハグを思い出して、更に顔が熱くなる。