男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「え、あの、ごめんなさい」
「……そんなあ…」
いやいやいや。
だっていきなり付き合って下さいって言われましても……。
あなたのことは知らないし、そもそも、好きじゃない人とは付き合えないよ……。
「……。」
「……?」
黙り込んでしまったメンズにどう接したらいいか分からず、とりあえず勢いよく走り出そうかななんて考えていたけれども。
「……!!」
いきなり手首を掴まれ、走り出した。
「ちょっと!」
なっ、なにこれっ?!
連れ込まれたのは、人気のない裏道。
一応、学園の中みたいだけど…。
「……あ、あの……」
−−−怖い……。
何を考えているのか分からないその表情。
恐怖の感情に心が覆われていく。
「キャッ!」
壁に押し付けられ、手首を強く握られる。
「いっ、たぁ……」
何をしようとしてるの……?
ねぇ……
誰か、
……誰か
助けて………!!!