男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
教室へ向かう途中の廊下。
さっきから、熱い視線をやたらと感じる。
他のクラスの男子が、あたしを見て、ひそひそと何かを話している。
なっ、なんか変……?
は、鼻毛出てるとか?!
急いで顔を隠す。
「なんで顔隠すのー?ねぇ大谷さんだよねー?かわいいね!」
……ぬっ。
さっきもそうだったけど、あたしの名前、なんで知ってるの!?
すると、前を歩いてた淨弥君は急に立ち止まり、
教室の窓から顔を覗かせる男子へ冷たい目線を送った。
「こいつに近寄るな」
こっ、ここわっ!!
物凄い顔してる…!!
どうすればいいかおろおろしてると、淨弥君はあたしの手をぎゅっと優しく握った。
「!」
な、なにこれ…!
なんで?