男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




教室へ向かう途中の廊下。


さっきから、熱い視線をやたらと感じる。

他のクラスの男子が、あたしを見て、ひそひそと何かを話している。




なっ、なんか変……?

は、鼻毛出てるとか?!

急いで顔を隠す。



「なんで顔隠すのー?ねぇ大谷さんだよねー?かわいいね!」

……ぬっ。


さっきもそうだったけど、あたしの名前、なんで知ってるの!?




すると、前を歩いてた淨弥君は急に立ち止まり、
教室の窓から顔を覗かせる男子へ冷たい目線を送った。



「こいつに近寄るな」

こっ、ここわっ!!
物凄い顔してる…!!

どうすればいいかおろおろしてると、淨弥君はあたしの手をぎゅっと優しく握った。


「!」

な、なにこれ…!
なんで?



< 59 / 440 >

この作品をシェア

pagetop