男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
「椎榎、楽しみだねっ」
唯抖はあたしの頭を撫でる。
「う、うん、そだね」
途中でブラック様が降臨しなければいいが。
とてもとても不安でございます。
−−−−−−−………
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放課後、佐田先生から材料費を貰い、唯抖と学校近くのショッピングモールにやって来た。
「ねぇ椎榎」
突然、唯抖は足を止める。
「どうしたの?」
「手、繋ごうか」
今までとは全然違う唯抖の笑顔に、ドキッとした。
「え?」
「ほら」
そう言って、唯抖は戸惑ってるあたしの手を優しく握り、綺麗な指をゆっくりとあたしの指と絡めた。
これって……。
「椎榎は、僕のだって、みんなに見せびらかしたい」
いいでしょ?と、頭を傾げながらニコッと笑う唯抖。