男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
まぁ宇津井は相変わらず馬鹿で、そんでいつも口喧嘩するし。あたしのことくそ女って呼ばなくなったのはいいが、
今度は暴力女とか怪力女とかって言い出して。
佐田先生はさぁ、なんて言えばいいのかなぁ……。……エロ教師?セクハラ教師?いきなり耳元に息かけてくるしっ!びっくりするよね本当っ。
そして――
自分の席で黙々と折り紙を折っている淨弥君を見る。
淨弥君はやっぱりカッコよくて、いつもあたしをドキドキさせる。
時々、二人で夜、河沿いで話す。
その時の淨弥君が、1番好き。
あたしを見て、優しく微笑んでくれる淨弥君が好き。
「!?」
あたしがぼーっとして淨弥君を眺めてると、顔にペチョッと濡れた感触がした。
「ん?」
手で触ってみると、
「……ペンキ」
ペンキが塗られていた。