君と僕の物語
◆◆◆
いつものあゆみからのメール
●沙希!!おはよう!!
今日暇?? お茶しませんか??
会社帰りのあゆみとの時間。
「大島っちとは連絡とってる?」
「うん!!MIXTでメッセージ送ってるんだぁ」
「へぇ~、大島っちってそんなことできるんだ。
で、どうなの?」
「どうって??」
「どう・・・ってきけばわかるでしょ!!!」
「友達になれた気がするよ。
それも、一回しか会ったことないのに、
昔から一緒にいた幼なじみみたい。
紹介してくれて、ありがとう。」
「それ以上の気持ちはないの?」
「ない。」
「言い切りましたね・・・つまんないのぉ~」
「だって、彼女いるでしょ。
彼女いる人は赤信号。最初から対象外。」
一回しか会ったことない人と、毎日のようにパソコンで会話。
仕事、音楽だけの1日に、健吾との会話が加わった。
家に帰るとすぐにパソコンをひらいて、メッセージを確認。
届いてないと、さみしい気持ちになった。
MIXT症候群とは私みたいな人のことを言うんだろう。
一日に何回も何回もメッセージを確認。
こんなんじゃダメだ。
なくてはならないものになっちゃダメなんだ。
友達はいつかは離れていく。
あゆみだって、健吾だって、いつかは結婚して一番に守らないといけない家庭ができる。
私はたくさんいる友達の中の1人。
そう、友達は複数系なんだから。いっぱいの友の中の1人なんだから。
いつものあゆみからのメール
●沙希!!おはよう!!
今日暇?? お茶しませんか??
会社帰りのあゆみとの時間。
「大島っちとは連絡とってる?」
「うん!!MIXTでメッセージ送ってるんだぁ」
「へぇ~、大島っちってそんなことできるんだ。
で、どうなの?」
「どうって??」
「どう・・・ってきけばわかるでしょ!!!」
「友達になれた気がするよ。
それも、一回しか会ったことないのに、
昔から一緒にいた幼なじみみたい。
紹介してくれて、ありがとう。」
「それ以上の気持ちはないの?」
「ない。」
「言い切りましたね・・・つまんないのぉ~」
「だって、彼女いるでしょ。
彼女いる人は赤信号。最初から対象外。」
一回しか会ったことない人と、毎日のようにパソコンで会話。
仕事、音楽だけの1日に、健吾との会話が加わった。
家に帰るとすぐにパソコンをひらいて、メッセージを確認。
届いてないと、さみしい気持ちになった。
MIXT症候群とは私みたいな人のことを言うんだろう。
一日に何回も何回もメッセージを確認。
こんなんじゃダメだ。
なくてはならないものになっちゃダメなんだ。
友達はいつかは離れていく。
あゆみだって、健吾だって、いつかは結婚して一番に守らないといけない家庭ができる。
私はたくさんいる友達の中の1人。
そう、友達は複数系なんだから。いっぱいの友の中の1人なんだから。