君と僕の物語
<8.24>
健吾くん☆
ただいま帰りました~!!
フゥ~楽しかったぁ!!
もう一回、今すぐにでも行きたいくらい!!
毎日お手紙くれてたんだね。
MIXTをひらいて、感動しました。
ありがとう。
いっぱいいっぱい書きたいことなるなぁ~。
でも、今日は眠いから明日にします!!
おやすみなさい。
◆
メッセージが届いた。
眠いってわかってたけど、どうしても声がききたかった。
「もしもーーし木川さんですが」
「はい。知ってます。大島です。」
「ですよねぇ~ヾ(@>▽<@)ノぶぁっはははっははは」
沙希の明るい笑い声が受話器からきこえてくる。
「心配だったんだよぉ~」
つい、言ってしまった。
「なんで?こんなに元気なのに!!」
「ほんとやね。心配して損したわぁ~」
「心配無用です!!」
それから2時間くらい、いろんな話をした。
沙希のツアーの話。バンドメンバーの話。
俺のお盆休みの話。
「彼女にあってきたんだぁ」
「そっかそっか。ラブラブしてきた?」
「恵莉奈。忙しくてさ。5日も大阪帰ってたのに、会えたのは1日だけ。
愛が足りないね。遠距離でただでさえ会えないのにさ。」
「・・・そうだね。」
「そろそろ寝ますか!?」
「おやすみなさい。」