君と僕の物語
それから私の会合生活がはじまった。
決して私はお酒に強いわけではない。
おいしいものを食べて、誰かと話して気をまぎらわす。


毎週の定例会のようになってきた会が
唯一、気を緩められる時間になっていた。


あゆみのひらく会合にはいろんな人が集まってくる。
営業マン(おやじ)
デザイナー(いかにもナルシスト)
ショップの店員(これまたナルシスト)
研究者(手品をはじめる)
学生
プー太郎
幅広い年代、職種・・・どこから集めてくるんだろう。。

一緒に行く女子もいろいろ・・・
口にはできないような職業でも、人生をすごく楽しんでる。
女子だけでも充分楽しいって気付いてからは、
女子だけで集まって、会合をひらくことも増えてきた。


外界とかかわらない生活を送ってきた私にとって
会う人全てが新生物。
それでも、話しているうちに自然となじんで、
「友達」ってこうやってできるのか・・
小さい頃は学校で当たり前のように出来てた存在が、
社会にでて、作り方さえ忘れていた。


私にとって必要だったもの
「友達」
用事もなく電話して、たわいもない話できる存在。
「今日、暇??」って、きけるような存在。


あゆみの誘いにのってよかった。

今となっては、
平日の仕事中でも

●あゆみ!! 今日お茶でもどう??

なんて、メールしたりして、
OKでもNGでも全く気にならない。
会って、何を話すってわけでもないのに、
毎週会うようになってた(会合は別でね)



●今週ももちろん会合参加します!!
今回はどんな会なのかなぁ・・・
楽しみにしてます!!!

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