君の笑顔
結局バッティングセンターは見つからず、ゲーセンで卓球に熱中した。まるで部活のように二人とも大汗かいて真剣にやった。楽しかった。
私なんてシャツ一枚脱いで頑張った(笑)
そして、また日曜恒例。日はまだまだ高いのに朝の待ち合わせ場所に向かって車は走り出してしまった。
ほんの少し我が儘言いたくなって、『晩御飯も一緒なんて無理かなぁ?』そしたら佐竹さんは私の頭にポンポンと手を置いて『また、一緒にどこか行こう。今度は僕が誘うから。だから今日はもう帰ろう。』まるでだだっ子を諭すように、優しくゆっくりと私に語りかけた。