君の笑顔

そんなこんなで、お互い誘ったり誘われたりで、土曜の昼や平日の夕方に行動を共にすることが多くなった。

食事だけでなくカラオケとかにも付き合ってくれるようになっていた。


こうして、二人の時間を過ごしている内に、どんどん大きくなる佐竹さんへの想い。

このまま、ただダラダラと時間を共有していたら、想いだけが大きくなる。

そろそろ、この想いを佐竹さんに伝えよう。
呆れられ、軽蔑されるかもしれない。二人の関係も気まずくなり、二度とこんな楽しい時間を過ごすことができなくなるかも…とても、怖かった。

逆に突き放された方がこの辛い間違った片想いにも自分なりに終止符が打てるかも…どちらも辛いけどこのままが一番良くない状態な気がして告白を決心した。
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