私の好きな彼女、私を愛した彼氏
Second memory
Season1 私の今
……幾度となく呟いた。
逢いたい…。
寂しい…。
どうして…。
嘘つき…。
苦しみだけが私の記憶を支配していた。
嬉しかった事、幸せだった事、ハルを愛していた事。
何もかもが私の心を蝕み生きる事ですら放棄しかけていた今から2年前の冬。
私は1人の青年に出会った。
丁度、私が大学1年生の頃……。
それは……私が【ミウ】として生きると決めた事を象徴しているかのようだった。
【ミウ】は【ハル】に愛される為だけに存在する。
……彼の名前は、ハルキ。
通称【ハル】
「なぁ、アキって…俺が何人目の男?」
「はぁ!?」
私は隣から聞こえてきた問いに呆気に取られ深い溜息をついた。
「…普通さぁ…初めてのSEXの後にそんな事聞く?」
「いや、何か慣れてる感じがしたからさ。」
「……ついでに言わせて貰うけど、その発言も女性に対してかなり失礼よ。」
…これだから男は嫌いだ。
ベッドに横になった私は彼に背を向ける形で瞳を伏せた。
デリカシーの無さに思わず失笑してしまう。
逢いたい…。
寂しい…。
どうして…。
嘘つき…。
苦しみだけが私の記憶を支配していた。
嬉しかった事、幸せだった事、ハルを愛していた事。
何もかもが私の心を蝕み生きる事ですら放棄しかけていた今から2年前の冬。
私は1人の青年に出会った。
丁度、私が大学1年生の頃……。
それは……私が【ミウ】として生きると決めた事を象徴しているかのようだった。
【ミウ】は【ハル】に愛される為だけに存在する。
……彼の名前は、ハルキ。
通称【ハル】
「なぁ、アキって…俺が何人目の男?」
「はぁ!?」
私は隣から聞こえてきた問いに呆気に取られ深い溜息をついた。
「…普通さぁ…初めてのSEXの後にそんな事聞く?」
「いや、何か慣れてる感じがしたからさ。」
「……ついでに言わせて貰うけど、その発言も女性に対してかなり失礼よ。」
…これだから男は嫌いだ。
ベッドに横になった私は彼に背を向ける形で瞳を伏せた。
デリカシーの無さに思わず失笑してしまう。