私の好きな彼女、私を愛した彼氏
「ちょっと…、笑いすぎだよ。」
私は口を尖らせて拗ねて見た。
もちろんハルが私を宥めてくれるのを予想済みで。
「ほら、あんま膨れんなって。…可愛い顔が台無しだぜ。」
「…別に可愛くないもんね―だっ。」
「……アンタねぇ…。前言撤回、全然可愛くねぇよ。」
「……でも、愛してるんだよね?」
「……あぁ。何故か溺れちまってるわけよ。救いようが無いでショ。」
「本当に。ご愁傷様デス。」
…人を愛して、愛されて、世界は何て鮮やかで美しいんだろう。
下半身に残る甘い痺れが永遠に消えなければいい…。
そんな事を願いながら私は静かに瞳を閉じた。
その日以来私達は躊躇う事なく体を重ねるようになった。
イケナイコトをしている…。
その自覚はあるのに一度知ってしまった至福の時は何度でも私達を誘惑し堕落させていく。
昼夜を問わず求め合い、私達は親友である時間を殆ど失ってしまった。
私は口を尖らせて拗ねて見た。
もちろんハルが私を宥めてくれるのを予想済みで。
「ほら、あんま膨れんなって。…可愛い顔が台無しだぜ。」
「…別に可愛くないもんね―だっ。」
「……アンタねぇ…。前言撤回、全然可愛くねぇよ。」
「……でも、愛してるんだよね?」
「……あぁ。何故か溺れちまってるわけよ。救いようが無いでショ。」
「本当に。ご愁傷様デス。」
…人を愛して、愛されて、世界は何て鮮やかで美しいんだろう。
下半身に残る甘い痺れが永遠に消えなければいい…。
そんな事を願いながら私は静かに瞳を閉じた。
その日以来私達は躊躇う事なく体を重ねるようになった。
イケナイコトをしている…。
その自覚はあるのに一度知ってしまった至福の時は何度でも私達を誘惑し堕落させていく。
昼夜を問わず求め合い、私達は親友である時間を殆ど失ってしまった。