私の好きな彼女、私を愛した彼氏
これが終われば本当に受験一色。
残す行事は卒業式のみになる。
今更なんだけどやっぱり寂しい…。
だからこそクラスが一丸になって学祭の準備に励んでいた。
劇中に着る衣装は全て手作り。
制服なんかリアルにうちの学校のを使えばいいのに…。
ブレザーの制服を着るのが夢だったの…と言う複数の女子からの要望により急遽他校の卒業生から制服を借りてきたくらいだ。
女子はリボン男子は学ラン…とまぁ、県立高校なので冴えないと言えば冴えない。
それでも他の県立高校に比べれば可愛いデザインだと思うんだけどな…。
15分の休憩を終えた後、私とアカネは衣装係の子に連れられ担任が顧問を務める山岳部の部室へ向かった。
両手を広げ採寸を取られている間も私とアカネは終始無言。
何とも言えない重たい空気が部屋中に広がっていた。
「…ねぇ、あんた達喧嘩でもしたの?」
衣装係を務める南が呟いた。
私とアカネは苦笑を浮かべ否定も肯定もしない。
そもそも事実なんて存在しないんだもん。
残す行事は卒業式のみになる。
今更なんだけどやっぱり寂しい…。
だからこそクラスが一丸になって学祭の準備に励んでいた。
劇中に着る衣装は全て手作り。
制服なんかリアルにうちの学校のを使えばいいのに…。
ブレザーの制服を着るのが夢だったの…と言う複数の女子からの要望により急遽他校の卒業生から制服を借りてきたくらいだ。
女子はリボン男子は学ラン…とまぁ、県立高校なので冴えないと言えば冴えない。
それでも他の県立高校に比べれば可愛いデザインだと思うんだけどな…。
15分の休憩を終えた後、私とアカネは衣装係の子に連れられ担任が顧問を務める山岳部の部室へ向かった。
両手を広げ採寸を取られている間も私とアカネは終始無言。
何とも言えない重たい空気が部屋中に広がっていた。
「…ねぇ、あんた達喧嘩でもしたの?」
衣装係を務める南が呟いた。
私とアカネは苦笑を浮かべ否定も肯定もしない。
そもそも事実なんて存在しないんだもん。