【完】あたしだけ見て☆
2人でゆっくりと帰る帰り道、あたしはこの時間が大好き。
「ねぇ、陽生…。」
「ん?」
「悠希って…呼んで?」
「…は?」
…は?って…(笑)
「名前で呼んでほしい。」
「ゆ、ゆっ、悠希…?」
「噛みすぎでしょ!」
なんて顔を真っ赤にしてる陽生に言う。
みんなが知らない陽生の表情。
それだけで特別って感じる。
名前呼んでくれたこと、それだけであたしは幸せなんだ。
1人で立ち止まってニヤケていると
「ほら…悠希、置いてくぞ。」
陽生が手を差し出す。
「待ってよ、陽生!」
その手を握る。
「ねー、陽生あたしのことスキ?」
「……スキ…。」
「あたしもスキ~っっ!」
あたし達は結構、ラブラブみたいです♪
☆【おまけすとーり】end