大切な命







次の日あたしは9時50分に駅に着いた。




「よっ!」



ニカッと笑うのは龍哉しかいない。




「早いね」




と言うと



「男だから」


と言いまた笑った。



龍哉が笑う度に胸が高鳴る。



その後すぐ美枯も拳斗君も来た。




「どこ行くの??」


と何も聞かされていないあたしが聞く。



「結婚会場だよ」


とサラッと美枯が言った。



結婚会場!?




あたしの頭の上にはハテナがたくさん。




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