大好きです。




「ありがとう。

名前、教えて…?」





ラッピングされたチョコが

先輩の手に渡る



そのとき、先輩の指が

微かに私の指に触れた





心臓が、どくんと大きく脈を打つ










「皆瀬 絢香です」




頬が紅くなるのを、抑えながら

そっと、自分の名前を口にした












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