大好きです。
キュッキュッ
さっきまで目の前にいたカイは
立ち上がり、白くくもった窓ガラスに何か書いている
キュッ
書き終わったのか
こっちを向いて、ニコニコと笑っている
「なに…?」
「ぷっ…
じゃじゃーん」
カイがさっきまで立っていて、見えなかった窓ガラスには
『アヤちゃん
好きです!』
という文字
あながち
間違ってはいない
というか、
事実だと思う
「えっ?
マジで……?」
目を見開いて驚く、カイに
俺は
満面の笑みを向けた
.