絶対に振り向かせる
 階段を上りきり、僕は体育館に向かった。他にも生徒は居るが、知り合いなどは居なかった。
 暫く歩き、体育館に足を踏み入れた。体育館はそれほど広くなく、大きく見積もって五百人入れる程度だった。
 僕は門で貰ったクラス振り分け表を見、自分のクラスの場所にある椅子に腰を下ろした。
 式が始まるまでの間、僕はクラス振り分け表などに目を通した。
 クラス内に、知り合いは三人位しか居なかった。
 まあ、居るだけでも有り難いのか……。僕はそう思い、ため息をついた。
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