君、会いたい
前編
「ほらおいで、望美」
そう言って優しく微笑む君に、依存中…
私は今、もうこれ以上ないと言うほどの幸せに浸っている。
それはあなたが、
君がいるからなんだよ。
いつも優しい顔で微笑んでいて…すっごく優しい颯矢。
もう優しすぎて止まらない。
それでもって格好良くて格好良くて格好いい、私の大好きな人。
どんな私でも受け止めてくれる、寛大な人なんだ。
私達の恋の始まりは…そう、本当に何のドラマもなかった。
ただ君を目で追っていたら、偶然君がこちらを向いて。
私は恋に落ちた。
そしてきっと…あなたも。
一目惚れの両思い。
私の…初恋。
十七年間生きてきた私の、淡い初恋だった。