理由尋問
「あ、おはよ…」
理解出来てない頭をマイペースに回転させてる。
「…終わったの?」
「うん」
「じゃあ俺帰る」
立ち上がる猫塚の足元でにゃあがスリスリしていた
「ニャーァ。」
猫塚はしゃがんでにゃあを撫で始めた
にゃあは嬉しそうにコロンと寝っころがった
「にゃあ、俺帰るからさ。ばいばいだ。主人に可愛がってもらえよ?」
「ニャーァ…」
にゃあはなんとなく察知したのか寂しそうな顔をした。
それにつられてか猫塚まで寂しそうな顔をしていた。
「あ、あのさ。」
「ん?」
「にゃあに会いたかったらうちに触りに来ていいよ。」
あたしなに言ってんだろ。
めんどくさいことしてるのはわかってるんだけど、なんか嫌じゃない。
「イヤ。別にいい。」
「……いいの?」
「あぁ、」
「そっ…。じゃあ、あたし帰るね」