理由尋問


「え?あぁ…俺をジロジロ見てっから。俺変?」


「変もなにも…猫塚君がかっこいいから皆見てるだけだよ」


「は?俺が?」


「うん。あたしが言うのも何だけど…あんた自分の容姿に自信持った方がいいよ。…あ。」




あー!!まただ…。
最近裏のコントロールができない。普通に喋ってても裏が出そうになるし、今日なんて何回危なかったか。




「おい。」


「ん?」


「家どっち?」


「あ、こっち。」




猫塚はあたしが指指す道を見るなり。ほんとにいつもこの道?と聞いてきた




「うん。そうだよ。なんで?」


「夜暗くないか?」


「夜?…暗いかもしんない。」


「だろ。この道以外にないの?お前ん家行ける道。」


「いちおあるよ」


「今度からその道通れ。」


「なんで?」




てゆーか、なんであたしがあんたに命令されなきゃいけないわけ。別にどこで帰ろうがあたしの勝手でしょ。




「…ないから。」


「え?」


小さい声で聞こえなかった。


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