理由尋問


「ごめん。何て言った?」


「危ないから、違う道通れって言ったの」


「…うん、」


「なんだよ」




なんでもない。って言ったあたしは猫塚から目を反らして前を向いた。


ヤバイかも…。あの顔でそぉ言う事言われたらいくらあたしでも…ドキっとするわ。あ、2回めだった。




「雪乃。」


「なに?」


「家ここ?」


「あ、ついてたんだ。」




いつの間にか家についていたようだ。


スタスタ家の中に入ろうとしたあたしは止まった。




「なにとまってんの?」


「待ってるんだけど」


「あがって?にゃあ中にいるから」




そう言うと猫塚はあたしと一緒に家の中に入った。


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