理由尋問


そう言って笑う猫塚。




「あ、猫塚…くん」


「ん?」


「ありがとね…//」


「おぅ!つーか、名前で呼んでくんない?」


「なんで?」


「俺この名字嫌いなんだよ。だから、これからは猫塚じゃなくて、秀って呼んでよ」


「…わかった。」


「よろしくっ」


「なんかこんなに笑ってる猫…秀。初めてみた。」




あたしが秀の名前を言った時顔が少し赤かった気がしたのは気のせいだろうか。


忘れてたけどあたしは朝から授業を受けていない。


今チャイムが鳴って気づいた。




「雪乃ー、どぉする?」


「んー…今日はいいや。サボっちゃう」




そう言ってあたしはその場に座った

それを見た秀も隣に寝っころがった。




「秀もサボるの?」


「おー、ダルイから」


「そっか…」


< 28 / 44 >

この作品をシェア

pagetop