理由尋問

裏の理由



表を頑張ってた理由表になった理由を尋問されてあたしはスッキリした。そして泣いた。


そして今、あたしは家の前にいる。家に入ってドキドキしながらリビングに行くとお父さんがパソコンをいじっていた。


あたしに気づいたお父さんはお帰りと言った。




「たっただいま…」


「どうしたんだ?」


「あ、あのね…」




次の言葉に詰まってるとあたしの足元ににゃあが来て座った。


そのおかげであたしはお父さんに話す勇気をもらった




「あのね、話聞いてくれる?」


「うん。いいよ」


「…今までのあたしはずっと表の、つくった自分だったの、」


「うん」


「そ、それで…」




言葉がうまく続かない。
いつもなら秀がいるけど、今はいないから。どうしよう。




「ニャーァ」




にゃあがないた。

にゃあ、あんたタイミング良すぎ…なんだか秀に似てるかもしれないね。




「お父さん…あたしお母さんが死んでからずっと表のつくった自分でいたの。それはね、お母さんとの約束を守るため。お父さんを、困らせないため。」




そう言ってあたしはお母さんが死ぬ前に小さなあたしに言った言葉を幼いあたしが一生懸命に理解したことを話した。



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