理由尋問


「聞くだけだけどな」


「…にゃあ。」


「え?ごめん、言い間違えた?もぉ一回言ってくんない?」


「…にゃあ。」


「じゃあ?」


「…にゃあ。」


「本気?まじで?」


「うん」


「なんで??」


「にゃあ。ってないてたから」




少し黙ってから猫の側にしゃがんで撫でながら




「お前にゃあって名前だってよ、主人によろしくすんだな」




にゃあを撫でてる時の猫塚の目は凄く優しくて。

つい…つい…見とれてしまったんだ。




「なに?」


「あ、イヤ、…慣れてるなぁ。って…思って」




あたしがそう言うと猫塚は納得したようにあぁと頷いた


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