Boys Kissシリーズ・『バレンタインのキス』
彼の眼が怖くて顔を背けると、今度は首筋を…!

「なっ何で舐めるんですか!」

「だって甘くて美味しいんだもん」

そう言って今度は頬を!

「ちょっチョコならちゃんとバレンタインデーに渡しますから!」

「あっ、もう用意してくれた?」

「しましたよ!」

高級チョコを彼は食べているから、ボクは簡単な手作りのチョコを毎年渡していたんです。

それでもボクの手作りということで、彼は喜んで食べてくれます。

すでに材料は買ってあるので、後は作れば良いだけの話なのに…この人は!

「いい加減にしないと、チョコあげませんよ?」

「うっ…。それは…困る」

彼が手を離してくれたので、ボクは距離を取ることができました。
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