たまゆら
早春
『……………てて』




『……………っててね』




眩しく降り注ぐ陽の光で、異質なほど哀しく切ない声がこだまする。その声に、今にも閉じてしまいそうになる瞼を必死に堪え私は彼を見つめる………






彼は
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