僕が君を想うことは疑うことのできない事実だから
迎えた合同演奏会。
僕らは同じステージで演奏した。
この時はまだ自分の気持ちには
気付けていなかった。
その日、彼女から一通のメールがきた。
[M高サックスパートのみなさまへ。]
と題されたメールには
わざわざひとりずつにメッセージが書いてあった。
本当にいい子だなと思いながらも
少し緊張しながら
僕宛に書かれていることが気になった。
「みんなをまとめてくれてありがとうございました!!あまり協力できなくてごめんなさい。」
友達宛にかかれたメッセージを見ると
楽しいかった思い出などがかかれていた。
何故か
とても悔しくて、
何かが崩れたような気がした。