夢のΦ
目が覚めると何やら隣でなにかが動いている。
「お母さん!!」

「あ?」

・・・あれ?誰この人・・・いゃ待てよ?人じゃないし!
鬼??なわけないか。でも角はえてる・・・しっぽもはえてるぅー!!!!

「お?目ェ覚めたか。いゃ~ビックリしたでぃ!!井戸までちょっくら水くみ行こうと思ったらお前ェさん倒れてやがんでぃ!」

「ぎゃあぁあぁあ!!!!!」

オオカミがしゃべったぁ!!!つか、ボク食われんの???

「食べないでェ!!ボクは美味しくないし食べる物ならそこら辺にあんじゃないかッッ!!」
「は?お前何言ってんの?俺様が人間なんか食うわけねぇだろ!だいたい俺が助けてやったんじゃねぇか。」

「え?」

「お前俺がいなかったら地獄の方つれてかれるとこだったんだぜ。」

「は?」

意味わかんない。つか言ってることは聞こえるんだけど意味を理解できない。まって?助けた?誰を?
・・・

「キミが何でボクを助けたの?」

「はぁ!?おめぇ俺様が助けてやったっつーのに礼もねぇのか!?あぁ!??」

このオオカミは誰なんだ・・・?つか、何なんだ?
すべてがわからない。とにかく助けてくれたんだ。

「ありがと・・・」

「へっ!!その言葉第一声にしろょな!!!」
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