僕等がいた
やっと保健室についた。
なんかりょーの背中にいるとすごく長く感じた。
「はい。到着」
「…ありがとっ」
保健の先生がいたからとりあえず見てもらうと。
「あー…ねんざねっ。
しばらくは痛むだろうけど、安静にしてれば大丈夫よ」
そういわれてりょーが申し訳そうに私を見る。
大丈夫だよ、って言いたくてそっと微笑んでみる。
そしたらりょーもすこし笑顔になった。
やっぱりね。
私はりょーの笑顔が好きだよ。
いつでも笑っててほしい。