僕等がいた




 こういうとき声をかけてあげるのが


 礼儀ってヤツなのかもしれないけど。




 俺はそのまま走って家に帰った。





 家についてから思う。



 「あの子・・・傘持ってた・・・?」




 なぜか戻らないといけない気がした。





 なぜかあの子を助けないといけない気がしたんだ。



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