【童話シリーズ第1弾】ふしぎの国のアリス
プライドの高いアリスは、それを飲みました。
飲まなくては、何だか負けた気分になるからです。
飲みほした直後、アリスの体はみるみる大きくなって、元の大きさに戻りました。
なので、家はバキバキという音とともに壊れていきました。
周りを見てみると、うさぎが荷車に石ころをつんでいろんな生き物たちと一緒にやってきました。
トカゲや、ねずみ、かえるにもぐら。
「うげっ!キモ!トカゲってなんだよ!目が腐る、早くうせろ。とっととくたばれ!」
すると、
「あの大きなばけものをやっつけろ!」
とうさぎがみんなに命令しました。
うさぎが命令すると、みんなはアリスに石ころを投げつけました。
大きなアリスから見れば、石ころはまめつぶみたいで全然痛くありません。
しかし、石を投げられたことにはらがたったアリスは、
「ああ!?ふざけてんじゃねえよ、てめえら!今すぐ踏み潰してやろうか!!」
と言って、足をうさぎたちの上にかざしました。