【童話シリーズ第1弾】ふしぎの国のアリス


そして、その机の上には小さいビンが置いてありました。



ビンには張り紙がしてあって、



『どうぞお飲みください』



と書いてありました。



「こんなもん誰が飲むかよ。見るからに怪しいっつうの」



アリスはビンに見向きもしないで、通り過ぎようとしました。



「・・・・・・」



しかし、このままでは何も進展がないだろうと思い、ビンを手に取りました。



ポンッとふたを開けると、



「だまされたと思って飲んでやるよ!」



と言って、ぐびっと飲みほしました。



すると、どうしたことでしょう。



みるみる体が小さくなっていきます。



そして小さくなった体で、いつの間にか水に浮いていました。



しかし、浮いていたのもつかの間です。



服に水がしみこんで、どんどん重くなっていきます。



そしてアリスには欠点がありました。


< 7 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop