現実RPG2
「いや、違う。どっちを信じていいか、わかんねぇ」
「じゃあ、何でルイを逃がすのよ!」
「もう1章のときと……あのモノマネのときと、同じような後悔をしたくねぇんだ。どっちを信じていいのかわかんねぇから、どっちも信じるし、どっちも信じない」
「は?何よ、それ!」
「ルカ。ゴメンな」
「え?」
「もし、お前が本当のことを言ってるんだとしたら……俺が、命に代えてもルイを殺す」
違う、違うのよ、拓馬!今、ルイに逃げられたら、私がもう一度ルイに会えるかわからないの!せっかくのチャンスが……!
拓馬のように、呑気なことを言ってる場合ではない。
だけど、真実を口にはできない。
その苛立ちが爆発して、ルカは髪をクシャクシャにして叫んだ。
「どけ、拓馬!さもなければ、殺す!」
と、剣を抜くルカ。
「やってみろ」
拓馬も戦闘意志を見せる。
……大魔法使い、リーダー光魔法の拓馬。
少ししか記憶がないけど、1章では、不意を打ったとは言え、ルイに勝った。
もしかしたら、私が負けることも有り得る……。
ちくしょう……こんなことなら、魔法を教えるんじゃなかった……
記憶を消耗してくれるから、助かると思ったんだけど……。
「じゃあ、何でルイを逃がすのよ!」
「もう1章のときと……あのモノマネのときと、同じような後悔をしたくねぇんだ。どっちを信じていいのかわかんねぇから、どっちも信じるし、どっちも信じない」
「は?何よ、それ!」
「ルカ。ゴメンな」
「え?」
「もし、お前が本当のことを言ってるんだとしたら……俺が、命に代えてもルイを殺す」
違う、違うのよ、拓馬!今、ルイに逃げられたら、私がもう一度ルイに会えるかわからないの!せっかくのチャンスが……!
拓馬のように、呑気なことを言ってる場合ではない。
だけど、真実を口にはできない。
その苛立ちが爆発して、ルカは髪をクシャクシャにして叫んだ。
「どけ、拓馬!さもなければ、殺す!」
と、剣を抜くルカ。
「やってみろ」
拓馬も戦闘意志を見せる。
……大魔法使い、リーダー光魔法の拓馬。
少ししか記憶がないけど、1章では、不意を打ったとは言え、ルイに勝った。
もしかしたら、私が負けることも有り得る……。
ちくしょう……こんなことなら、魔法を教えるんじゃなかった……
記憶を消耗してくれるから、助かると思ったんだけど……。