現実RPG2
「……え、何言ってるの、拓馬?」
「ルイが言ってたことが本当だったら、どうする。俺は、敵と一緒に行動してることになるんだぞ」
「くっ……」
当たり前か。ちくしょう……。
「でも、あなた一人でどうするの。レーダーもないんじゃ、これからどうするの?」
「わかんねぇ。とりあえず、少し一人になって考えたい。どっちが敵かわかんねぇ今の状況なら少なくとも、お前といるよりは安全だ。それに……ルイは、敵か味方かは別として、とにかく俺を狙ってる。一人でいても、ルイにはまた会える」
「……わかったわよ。勝手にしなさい」
「じゃあな」
と、クロを抱えながら歩き去って行く拓馬。
後をつけようとしたが、それではルイのレーダーに、ルカの姿が映ってしまう。
そうなると、ルイは拓馬に近づけない。
何か方法を考えて、ルイが拓馬に接触する前にルイを見つけないと……。
……大丈夫。ルイさえ拘束できれば、まだ突破口はある。
どこから監視してるのはわからないけど…この世に一つだけ、絶対に組織に監視されない場所がある。
あそこにルイを連れていけたら、私の勝ち。
……お兄ちゃん……
ルカは、拓馬とは反対方向に歩き出した。
「ルイが言ってたことが本当だったら、どうする。俺は、敵と一緒に行動してることになるんだぞ」
「くっ……」
当たり前か。ちくしょう……。
「でも、あなた一人でどうするの。レーダーもないんじゃ、これからどうするの?」
「わかんねぇ。とりあえず、少し一人になって考えたい。どっちが敵かわかんねぇ今の状況なら少なくとも、お前といるよりは安全だ。それに……ルイは、敵か味方かは別として、とにかく俺を狙ってる。一人でいても、ルイにはまた会える」
「……わかったわよ。勝手にしなさい」
「じゃあな」
と、クロを抱えながら歩き去って行く拓馬。
後をつけようとしたが、それではルイのレーダーに、ルカの姿が映ってしまう。
そうなると、ルイは拓馬に近づけない。
何か方法を考えて、ルイが拓馬に接触する前にルイを見つけないと……。
……大丈夫。ルイさえ拘束できれば、まだ突破口はある。
どこから監視してるのはわからないけど…この世に一つだけ、絶対に組織に監視されない場所がある。
あそこにルイを連れていけたら、私の勝ち。
……お兄ちゃん……
ルカは、拓馬とは反対方向に歩き出した。