my prince
『え――――――――――――――――っ!』
あたしはベッドから飛び起きて、急いで制服に着替えた。
お母さんのばかー。
バスに間に合わなくなっちゃうじゃん!!
もっと早く起こしてよねっ!!!
あたしはスクバを肩にかけて階段を勢いよく降りた。
『まゆ、ごはんは??』
『いらない。間に合わないもん!』
そんな暇じゃないし!!
あたしは洗面所に行って軽くメイクをして、コテで髪を巻いて急いでバス停に向かった。